VIRON 渋谷

一番最初の記事をどこにしようかと考えた。有名な店、好きな店、個性的な店、いろいろな店がある。その中でやはりというか、VIRON(ヴィロン)について書くことにした。それはVIRONを知ったことが、いろいろなバゲットを食べ歩く事のきっかけになったから。そしても今まで圧倒的に一番多く食べたバゲットもVIRON。なんといってもあのクラストの歯ごたえは別格で、何度食べても飽きがこない。

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VIRON 渋谷
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レトロドールのサイン

VIRONといえば経営者の西川隆博氏とシェフの牛尾則明氏。お二人のレトロドール導入の際の話があまりにも有名。本場フランスの粉レトロドールを輸入するための苦労、やっと契約にこぎつけるもこんどは粉と日本の水の相性が悪く、レトロドールに合う水を捜し続けてコントレックスという超硬水を探し出したのがVIRONオープンの1か月前くらいだったという。

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見ているだけでワクワクしてくる

そんなVIRONの店内はフランスをかなり意識したようなシックで少し高級感のある雰囲気。手前のウインドウにはハード系のパンがずらりとならんでいる。

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店内にも並ぶレトロドールの粉

バゲットは、バゲットレトロドールと合わせて3種類が販売されているが、どれも価格は357円。この味とこの場所を考えると企業努力のたまものというか、良心的な価格というか、バゲットファンにはとてもありがたい。

 

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VIRON バゲット・レトロドール

【スペック】

全長:52.5cm 全重:266g 中心部の周囲:15.5cm 高さ:4.2cm 幅:5.7cm

【価格】

357円

念のため書いておきますが、これはあくまでたまたま本日私が購入した個体を私が計測した数字であってVIRONの商品の何かを保証するわけでもなんでもありません、あしからず。

粉は仏産レトロドール、水はコントレックスと日本の水のブレンド、イーストを少なめに使用。

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バリバリにヒビ割れたクラスト

VIRONのバゲットの特徴は何かといえば、このバリバリにヒビ割れたクラスト(外皮)だろう。クラストの表面に何本もはしるヒビから受ける印象通り、このクラストはとにかく歯ごたえがある。歯に当たる印象がサクリではなく、ザクリいう感じでかなり力を入れてかまないと噛みきれない。周りにも顎が疲れて食べられないという人が何人かいる。そこまで極端ではないだろうと思うけど、柔らかめのなのが好きな人たちからすると確かに少し手ごわいバゲットにはなる。

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かなり厚いクラスト

しかしこの硬さゆえにひたすら噛んでいくと、噛めば噛むほどに何とも言えない穀物の味が出てきて、程よい塩分とともにとても濃厚なバケットの味わいにかわってゆく。これだけ味が濃いバゲットはちょつと見当たらないとおもう。

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気泡は不揃い クリーム色の気胞膜は厚い

クラムもさっと口の中で溶けるという感じではなく、口の中で噛まれるのを待っている感じだ。クラムの断面を見てみると気泡が粗く不揃いなことから、低ミキシングにしているように思われる。おそらく意図的にミキシングをおさえることでクラムの気泡膜を厚くし、重厚な味わいをつくりだしているのか。

しっかりとした穀物のうまみを味あわせてくれるバゲット。

(平岩 高弘)

◆ VIRON 渋谷

   Tel : 03-5458-1770

   Adress : 東京都 渋谷区 宇田川町 33-8

         OPEN : 9:00~22:00

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