Julien ジュリアン パリ1区

突然だけど、パリに来ている。

本当はもう少しあたたかいいうちに来たかったのだが、いろいろあって12月というパリではけっこう寒さが厳しいこの季節になってしまったが、なんとか年内にパリに来ることができた。

今日からのパリのブーランジェリーを全部で6軒、紹介していく予定。

まず最初は、Boulangerie Julien ブーランジェリー ジュリアン。ジュリアンは日本でも多くのメディアに紹介されている有名店。バゲットもカスクルートも、おそらく日本で一番知られているパリのパン屋さんではないだろうか。

 

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Bouklangerie Julien

 

ジュリアンがあるのはパリの1区。セーヌ川の右岸、パリの中心部だ。いわゆるおおきな繁華街の中にジュリアンはあるのだ。だから日本でいえば渋谷の東急本店の向かいにあるVIRONのような店構えを思い起こしてしまう。予想していたのは目を引くエントランス、広いフロアー、1階がブーランジェリーで2階はイートイン。

でも違っていた。

ジュリアンはもっとシンプルで、自然にすっと建っている。

どこにである、普通のサイズのパン屋さん。

1階の狭いフロアー。そこに時間になるとあふれるほど人が並び、全員がある意味フランスっぽくないようなきびきびとしたペースでパンを注文し、あっという間にものすごい数のパンが消えていく。と同時に奥から新しいパンが運ばれてくる。それがジュリアンだった。

 

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店先のウインドウはガトー

 

最初に訪問した時の時間帯は平日の朝の10時過ぎ。さすがに店内にはお客さんはまばらだ。昼の時間帯に向けて、スタッフの方が忙しそうに焼きあがってくるパンを並べていく。

 

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店内のレイアウトは、店頭に近い場所にはガトーが。店内の中央部にサンドウィッチやキッシュが並ぶ。そしてレジのある一番奥の部分にバゲットやフルート、ライ麦パン等のハード系がどっさりという感じで棚に立てかけられている。

 

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バゲットは店の一番奥で注文

 

こういうレイアウト一つとっても、お国柄を感じる。パリのブーランジェリーのほとんどが対面販売だった。

 

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街のなかに自然に溶け込んでいるサイン

 

お店のエントランスの上にあるネオンサイン。あまり大きくないので、それほど目立たないのだが、これががないと本当に近くまでいかないとこの店がジュリアンだということに気が付かない。

懐かしさと、風格と、やわらかな空気感を感じさせるサイン。

 

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コンクールの受賞歴

 

ウインドーには、パリのバゲットコンクールMeilleure Baguette de Paris メイユール バゲット ドゥ パリの入賞結果が。多くの入賞経験のある店がこのようにウインドウに表記しているケースが多いようで、入賞歴のあるお店に行くと、たいていこのように過去の受賞歴が誇らしげに書かれている。

 

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Julien ジュリアン バゲット

 

【スペック】

全長:50.7cm  全重: 256g  中心部の周囲: 15.7㎝  高さ: 3.3cm  幅: 6.3㎝

【価格】

1.00€

 

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ジュリアン バゲット 裏面

 

焼き色は明るめ。少しだけ白っぽい感じかな。でもそんなに焼きが甘いという感じではない。

全体的にひらたくて、腰がそんなにたちあがっていないという印象がつよいのだが、それも場所によってちがいっていて先端部分はかなり膨らんでいるのだが、中心部分はひらたく薄いという形状。

 

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薄いクラスト でも・・・・

 

写真だとよくわからないが、表面に細かい亀裂がたくさん走っている。堅焼きせんべいのように、亀裂が全体をおおっている。香りをかいでみると、軽やかに粉のコクが漂ってくる。

クープの開きが独特だね。

 

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場所によってクラムの気泡が全く異なる

 

カットしてみるとクラストはかなり薄い。薄めいのだが、実際にひいてみるとけっこうな抵抗を感じるのだ。これが実際に食べてみると不思議な食感となって、食べやすさと満足感とを与えてくれる。パリッとした最初に食感と同時に簡単にかみ切れた後は、意外と噛みこんでいく感じのクラストなのだ。

クラムは厚みの違う部分で気泡の大きさも違う。全体にしっとりしてもちっとしたクラム。

クラストもクラムも噛みこんでいったときの風味は、複雑で深みのあるものを感じる。これは単純に日本のバゲットとフランスのものとで使用する粉の違いをそう感じるだけなのかもしれない。とにかく悪くないし、日本のバゲットとまた一味違う風味で、すごくうれしくなる。

そしてなにより一番うまい部分が、バゲットの底の部分。これがもう、なんといっても最高にうまい!食べていて思わず声が出るほど。風味、香ばしさ、食感、このバランスが最高なのだろう、他の部署とは全然ちがう味わいになる。塩の味わいも最初にすっと出て、すぐに消えていく。そのあとは粉の自体の味わいがずっと残っていく感じ。

なるほど。

これ、おいしいね、やっぱり。

 

(平岩 高弘)

 

◆ Julien

Tel : 01 42 32 64 83

Adress : 75, rue Saint-Honoré 75001

Open : 7:00~20 :00

Station  :  Châtelet①④⑦⑪⑭, Les Halle④

HP  :  http://www.boulangeriejulien.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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