Le Puits d’Amour ル ピュイ ダムール 2015 5eme パリ11区

パリに限らずヨーロッパの街を歩いていると必ず目に入ってくるのが教会。大きなものは大聖堂とよばれたりする。

たいがいの教会は無料で中に入ることができ、写真を撮ることもできる。もちろん、祈りをささげている人にカメラを向けないのは常識として。

 

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シテ駅から表に出てすぐのところ 左がサント・シャペル教会

 

長い歴史と文化を担っていることの重みとはこういうことなのか、キリスト教徒ではない私であっても教会の中に入ると厳粛な気持ちになるし人生というものの儚さを感じたりもする。不思議なことにそういう気持ちはパリの有名な教会よりも、地方都市の教会に入った時のほうが大きいような気がする。おそらく観光客も少なく、より本来の教会としての時間が長くながれているからなのだろう。少なくとも私は地方にいって時間があれば必ず教会を訪れることにしている。

 

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こちらはノートルダム

 

もちろんパリの教会の魅力がないわけではない。

ノートルダムもサクレ・クールも素晴らしい。

そしてパリ市内の教会でもっとも好きなのがサント・シャペル教会。パリの中心部、シテ島の中にありノートルダム寺院のすぐそばにある。

 

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正面が裁判所、左が教会という不思議な構造 もちろんつながっています

 

サント・シャペル教会は1250年ぐらいに建造され、一時はノートルダムとの通路も作成されていたらしい。フランス革命後は一部取り壊されたり行政府の事務所として利用されていた時期もあり、現在は裁判所の一部とつながっている。ある意味、教会としてはあまり幸せではない歴史を持っているここが大好きな理由は、「想像を絶する」という言葉以外に表現しようがないほど美しいステンドグラス。

 

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サント・シャペルのステンドグラス

 

中はあまり広くないのだが、もうそんなことはどうでも良くなるほどの美しさ。

美しさに圧倒されるという経験はあまりないけれど、訪れるたびにそれを感じる。

 

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至福の時間 言葉が出ません

 

毎日のように弦楽器の小編成のクラッシックコンサートもやっていて、このステンドグラスに囲まれながら音楽も楽しむことができる。チケット代も余り高額ではなく個人的におすすめのパリの魅力の一つ。

 

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Nation駅

 

今日のブーランジェリーは、2015年のコンクールで5位に入賞したLe Puits d’Amour ラ ピュイ ダムール。最寄りの駅は多くの路線が交差する大きな駅の一つNation駅。今回利用したアパートから行くのには6番線を利用した。

 

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交差点の中心にある公園 花壇もきれいに手入れされている

 

駅から外に出ると大きな交差点があり、そこの中央に大きな像がある公園が。

こういうのを見ると何とも言えずこの街のことが好きになってしまう。車の量も多いし道が混んでるのは日本と同じなのだが、なんというか街全体に余裕というものが感じられる。1年でいいからここに住みたいなぁという想いが湧き上がってくる。

 

Le Puits d'Amour
Le Puits d’Amour

 

Nationの駅から数分歩いたところにある、d’Amour。パリの11区。

いかにもブーランジェリーらしい赤い門構えの気取らない可愛いお店。おそらくホームページも作っていない。でもこの街にしっかり根付いてますよという雰囲気がたまらない。

 

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せまいけど華やか

 

中もあまり広くない。マダムが一人で店番できるほどのスペース。それでもやっぱり準備されているイートイン。

 

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イートインスペース  センス良く、居心地が良さそう

 

カスクルートがおいしそうだ。

そしてハード系はいろいろある中で、SeigleとSeigle Noix、scompletが目に入る。迷った末にSeigleを購入。

そしてこれが大正解。

 

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Seigle セーグル

 

Seigle。

酸味がわずかしかなく、そして独特の甘みが乗っている。

 

 

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なにこれ、おいしい!

 

なんでしょうか、これ。これってセーグルなの?ものすごくおいしい。

酸味がすくないかわりにほどよい苦みが口内に膨らみ、残っていく。いいよこれ。

 

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バゲット トラディシオン

 

【スペック】

全長:54㎝  全重: 257g 中心部の周囲:20.5㎝  高さ:4.5㎝  幅: 7.4㎝

 

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バゲット トラディシオン 裏面

 

クープが一本。その右側と左側で焼き色が全然違う。

耳が立っている側の焼き色はとても強い。反対側は白っぽい。これはオーブンに入れるときの配置の問題だとおもうんだけど、こういうところがいかにもフランスっぽい。こういう焼き方は日本のパン屋さんではまず見ない。

良いとか悪いとかではなくパン作りに対する考え方の違いなんだと思う。そしてこういうバゲットを出しているお店(実際に審査されるバゲットは別に作ったものだが)でも入賞するところがパリ。

 

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このバゲットもまた秀逸

 

クラストを指で押してみると、ミシッという音。軽い食感を予想させる手ごたえ。クープの耳の部分からこうばしい香おりがしっかり出てくる。これがかなりアクセントになっていてもう食べる前から食欲をそそってくる。

 

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クラムの口どけはかなり良いよ

 

大きく開いたクープに歯を立ててみると、もうパリッパリ。この食感はかなり気持ちいが良くて、どんどん食べたなっていく。クープ以外のクラストも全体的に軽めの印象で統一感があり最後までこの食感を裏切らない。

塩味は抑えめ。だからバターは欲しくなる。

そして真っ白にちかい色合いのクラムがまた良い。このクラムは口に中で丸まらず、さっと溶けていく印象が強いタイプ。これがまた軽い食感のクラストとあってるんだよね。いい感じでバランスが取れている。

最初に書いたようにクープの耳の部分がしっかり焼かれていて、完全に「おこげ」状態。香おりだけでなく、食べてみてもこのおこげがアクセントになっているのが素晴らしい。

 

(平岩 高弘)

◆ Le Puits d’Amour

Tel :   -

Adress : 249 Boulevard Voltaire 75011

Open :    -

Station  : Nation ①②⑥⑨

HP  :     -

 

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