Baguette Life バゲットがおいしい バゲットがたのしい 

第5回 お台場秋夜の利きバゲット祭り

いやぁ今回の「お台場秋夜の利きバゲット祭り」で本格的な利きバゲットイベントも5回目。はやいもんですねぇ。イベントとしてやるようになってからでももう3年たってるんですね。

 

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第5回も東京カルチャーカルチャー

 

■ オープン30分前の衝撃

などと感慨にひたっている間もなく、オープン前の時間でもお客さんはどんどん集まり始めているわけで今回も皆さんに満足して帰ってもらうべくリハーサルも気を入れて取り組んでいるわけです。なのに石井さんとゲストシェフの児玉さんが二人だけでヒソヒソ。なんですか、どうしましたと聞いても「いやなんでもありません」みたいな感じで追い返される。ふーん、なんか変な感じと思っていながらもリハを終えると児玉さんがニヤニヤ笑いながらこちらによって来る。

「あのさぁ、じつはさあ、谷口君くるんだよね。」

「くるっていつ?どこへ?・・・・・・・はぁ?!」

 

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開場しちゃってるし 今更それ聞かされても

 

谷口君とは今年の9月にフランスでおこなわれたパンの世界大会「モンデュアルデュパン」に日本代表として出場した谷口シェフのこと。西宮市の夙川にあるフリアンドのオーナーシェフだ。こっち(関東」)のほうにはいないひとなのだ。

なんとサプライズゲストでその谷口シェフがわざわざ西宮からやってきてくれるらしい。おぉぉなんてこったい、すげーうれしいぞーとひととおり感動した後に気が付いた。

「イベントの進行どうすんの?」

 

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バゲットおいしそうだし いいか

 

谷口シェフが来るなんて夢にも思っていないこちらとしては、当然そういう進行プログラムを組んでいるわけで、スライドも世界大会のモンデュアルのレポート内容もそういうストーリーでつくってあるのだが、これが全く違う形に修整しなければならないじゃんか。

ぐぇぇぇぇぇ、今更かよー!さっきリハしたバっかじゃないか。どーすんのよ・・・・・・・イヤイヤけして谷口シェフに文句言ってるわけではないですし、サプライズを企画していただいた児玉シェフに注文つけてるわけでもなくてですね、なんというか、人間どうにもならなくなるとむやみやたらと怒りっぽくなるじゃないですか、あれですね。

 

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前説開始 もうなるようにしかならない

 

もう30分しかないし、出たとこ勝負だな。まぁいつもそんなもんと言えばそんなもんだし。もうどうでもいいや、なるようになるでしょ。そう考えているうちにあっという間に開演時間がやってきたのだった。

■ 開演

とりあえずオープニングはいつもどおりに。

今回も利きバゲットを初めて参加する方がかなりの数いらっしゃっていて、心から感謝。ありがとうございます。

でもそれだけに「利きバゲ」のルールをご存じない方だらけということで、早く食べたい、食べさせろというオーラが会場にあふれんばかり。何か面白いことをいっても受け付けられないような、妙な緊張感を感じてさくっと「利きバゲ」開始。

 

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仕掛け人 児玉シェフ

 

食べ始めるといっきに会場の雰囲気がなごむ。ここは本当に毎回いっしょ。

皆さんが食べてる間に、児玉シェフと石井さんそれに私が会場の中をぐるぐるまわってお客さんとの会話を楽しむ。この時がいちばんわくわくするんだよね。

 

 

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いつもの風景だよ

 

「バゲットを一度に食べ比べてみるなんて今回が初めてなんですよ。」

「こんなにちがうんですね、それぞれが。」

この言葉が一番うれしい。

 

 

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早く食べさせろオーラに負けてバゲットを配り始めます

 

■ バターとチーズを空輸

今回はモンデュアルの取材の件もあって利きバゲのイベント食前までパリにいた。それでイベントでだすバターとチーズをパリで購入して飛行機で持って帰ってきた。その話をしたときに一気に会場がどよめいた。ちがうちがう、主役はバゲットだから。バターやフロマージュは引き立て役でしかないから。

 

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児玉シェフの話はめちゃ楽しい

 

会場でのお客さんとの会話でも、チーズやバターが美味しいという声がすごく多い。まぁそうだよね、どうしても日本の普通に流通しちえるものと比べちゃうとやっぱり違いはありますよね。しかも向こうのものはかなり値段がやすい。

 

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石井さんの今回のレポートは台湾事情

 

こういう体験をするとTPPの問題も単純な国内産業の保護だけじゃ片づけられないなぁと思ってしまったりもする、アカデミックな利きバゲット。

 

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皆さんと歓談する児玉シェフ 打ち解けるのハヤッ!

 

■ 谷口シェフ登壇

いよいよ谷口シェフの登場。

ここからは2年にいちど開催されるパン職人の世界大会モンデュアル・デュ・パンの2015年大会の模様を谷口シェフと振り返っていった。大会の詳細は別途レポートを書いているのでそちらを読んでいただきたい。

モンデュアル・デュ・パン2015(1)

http://baguettelife.com/2015/10/05/mondial_2015_1/

モンデュアル・デュ・パン2015(2)

http://baguettelife.com/2015/10/07/mondial_2015_2/

 

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谷口シェフ

 

すみません、スライド間違ってます。つくる生地は6種類。その生地を使ってつくるパンは20種類以上。とにかく短い時間ですごい作業を来ないしていかなければならないのだ。

 

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スライドの内容にミス

 

そしてコンクールの最後に完成させるのが飾りパン。

レポートのほうに谷口シェフの作品も掲載しているのでいっしょに見てほしいのだが、この飾りパンだけは事前に作ったものを会場に持ち込むことが許されている。逆にいえばこれ以外はすべて会場で制作しなければならないのだが。

 

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フランスメディアの動画

 

この飾りパンの部品は全てパンでできていて、なので壊れやすく繊細な取り扱いを要求される。シェフとスタッフの方々は手分けして特別な機内持ち込みのケースを購入し、各自が手で日本から会場まで運んできたのだ。その苦労と取り組む熱意。おそらくこういう話でまだまだ我々の知らないはないがたくさんあるはずで、それを考えるとシェフ一人の能力と努力だけでどうにかなるレベルの戦いではないのだろうなということが容易にわかる。もちろん主役はシェフでありシェフとしての能力が中心なのだが、それをバックアップする組織力のたたきでもあるのだ。

 

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モンデュアルデュパンの報告をききつつバゲットをかむ

 

今まで2年に一度世界大会を開くだけだったモンデュアルだが、今回から大会の上位6カ国だけを集めて「ベストオブモンデュアル」といういわば決勝戦にも似た大会を翌年に開催することになった。その記念すべき大会台湾でおこなわれる。

「とにかくやり切った感はあります。そして来年の台湾に向けてもういちどいちから準備を始めます。」

谷口シェフの感想を聞いていて、世界大会で力を発揮することの難しさと十分に闘えるという手ごたえの双方を感じた。

 

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今回も最高のパンのおとも

 

今回も東京カルチャーカルチャーの厨房スタッフの方々のご協力で美味しい料理が準備できた。

特に今回は自家製のパテがあってこれが素晴らしくおいしい。

 

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食べれるんですよね、バゲットは

 

一人あたりで約1本のバゲットを食べてるはずなんですが、毎回足りなくてお代わりする方がたくさんいます。いかにバゲットがおいしいか、ということの確かな証。

 

■ 今回のバゲット&無責任な妄想

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今回のバゲット

 

第5回の今回お世話になったバゲットのお店はこちら。

・タルイベーカリー

・VIRON

・Boulangerie & café  マンマーノ

・Factory

・ボンヴィボン

どのバゲットも大好評。みなさんありがとうございました。

 

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まったく無責任な個人的感想です 感想ですよ

 

今回のモンデュアルデュパンの取材を通じて感じたこと。それは日本に国際大会を誘致して日本で開催することが、若いパン職人の多くの方にとって励みになり結果として美味しいパンが好きなわれわれにとってプラスになるのだということ。台湾はそれを実現している。

業界として、国際大会のレギュレーションとして課題はいろいろあるでしょうが、いつかそういうことが実現できたらどんなにすばらしいだろうと思っています。

 

(平岩 高弘)

 

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